栃木県宇都宮市内
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大正5年建築の大谷石蔵でHONEY SHOP
ビーグル養蜂園
宇都宮市長岡町の静かな里山に住む石川栄作さん一家は、愛犬モンジロウ(ビーグル)とともに「ビーグル養蜂園」を営んでいます。米農家だった頃に使っていた大正5年に建てられた大谷石蔵を、昨年11月にリノベーション。1階はハチミツ各種の販売、2階はカフェとして蘇りました。大谷石を新たに敷いた外のテラス席はペットも可。
ビーグル養蜂園のハチミツは、自然に咲き誇るサクラやクローバーなど自生する四季折々の花々からミツバチが採取した「宇都宮産ミルフィオーリ(様々な花の蜜)」です。
「芳醇な香りと味わいが自慢です。大谷で採取した大谷産ハチミツも、少ないですがありますよ」と石川颯さん。
営業時間■AM10:00~PM6:00
定休日■月・火(祝日除く)※5月時点
住 所■宇都宮市長岡町276
電 話■080-6549-6003
〈取扱商品〉国産ハチミツ・外国産ハチミツ・ハチミツ加工品・ハニーレモネード他
鬼怒川温泉に佇む大谷石乱張りのカフェ
ケフェ サロン・ド・テ・オカ
川治温泉に向かう有料道路を右手に降りると(あさやホテル手前)、間もなく右手に大谷石乱張りしたおしゃれな店舗が目に入る。それが「カフェ サロン・ド・テ・オカ」である。福田純一シェフ(71歳)が50歳で脱サラし、準備を整えてオープンしたのが17年前。
料理は抜群に美味しい。そして行き届いたおもてなしの心が、随所に感じられるのがさらに嬉しい。驚かされるのは食器である。奥様のマリエさんが20年かけて収集している、あのマイセンの数々が惜しげもなく目の前に提供されるのである。コーヒーカップのコレクションだけでも70点を超える。デザートとともに、それらのコーヒーカップに入れたての香り豊かなコーヒーが運ばれてくる。何ともマニアにはたまらない一時ではなかろうか。
大谷石の壁には、三越の限定商品を多年にわたり集めた貴重なコレクションが展示されている。食の楽しみ、マイセンの楽しみ、極上の空間がここにある。ぜひ、のんびりと訪れてみて欲しい。
営 業■11:30~L.O. 14:30
18:30~L.O. 20:30
ディナーは要予約
住 所■栃木県日光市鬼怒川温泉滝525
電 話■0288-77-0657
定休日■木曜日(祝日営業)
医院の改築を期に大谷石とのコラボレーション
鈴木歯科医院
大谷街道にある作新学院北門から100m西へ進むと、「鈴木歯科医院」の看板が見えてきます。昭和57年開業ですが、この春、ご子息が戻られて診療所と自宅を改装されました。玄関のアプローチから、西側もガラス張りと大谷石のコラボレーションが見事です。
院長夫人鈴木裕子さんの大谷石へのこだわりは強く、「せっかく大谷街道に面しているのに、大谷石が使用されていない」と、大谷の知人である渡邉哲夫さんに相談。試行錯誤の末、医院は現在の形に姿を変えました。
副院長の鈴木寿和先生のモットーは、「自分が受けたい治療を」。患者の立場での居心地の良さを追求し、1階の診療所は鏡と大理石の白を基調に隅々まで神経の行き届いた設計となりました。広い奥行と清潔感溢れる診療所です。また、自宅の玄関は必見です。
診療時間■9:00~12:00 14:00~19:00
住 所■栃木県宇都宮市一の沢2-1-5
電 話■028-622-2661
休診日■日曜日・祝日
院 長■鈴木一廣 先生
大谷石の米蔵を活用して
カフェオープン
cafe nicoiro
昭和30年頃に造られた米蔵をリフォームしたカフエ・ニコイロは、石井さくら堤の西側で、医王寺の北西側の道路沿いにあります。
今年の7月5日にオープンしたばかりのお店です。
お店の特徴はキッズスペースがたっぷり用意されていて、子供連れでも気兼ね無く食事やおしゃべりを愉しむことが出来るところです。大谷石を活かした素材感あふれる室内に置かれた家具は、オーナーのご主人による手造りです。珈琲はもちろん好評の煮込みハンバーグやお子様プレート、ケーキなども美味しいお店です。ぜひお出かけください。
営 業■11:00~14:40(LO 14:00)
17:00~21:00(LO 20:00)
住 所■栃木県日光市土沢1785-8
電 話■0288-25-7448
定休日■毎月、第一火曜
人の行き交う駅ナカに癒しの空間
サザコーヒーエキュート品川店
店舗はJR品川駅構内にあるコーヒーショップ「サザコーヒ―エキュート品川店」。サザコーヒ―は、南米コロンビアでコーヒー栽培をし、本店のある茨城を中心に焙煎から販売まで手掛けている、コーヒー通の間では知らない人はいない専門店。
同店は、東京首都圏に展開する駅ナカ4店舗のうちの1つで面積は約10㎡。13年前に開店し、約1年前に大谷石で壁全面を改装しました。大谷石の温かさ・柔らかさ・色合いがコーヒーショップの雰囲気に調和し、店全体が癒しの空間となっています。
店内にはイートイン用のカウンターとスタンド式の椅子が、大谷石の壁の真向かいに用意され、ちょっとひと休みと思って立ち寄ったつもりが、コーヒーを味わいながら長居する人も結構多いとのこと。コーヒーと大谷石の空間とが相まって、至福の時間を与えているに違いない。
皆さんも東京に出掛けたら、品川駅のサザコーヒ―エキュート店へ是非どうぞ!
営 業■ [月~土] 8:00~22:00
[日] 8:00~20:00
住 所■ 東京都港区高輪3-26-27
エキュート品川
電 話■ 03-3445-4151
定休日■ 年中無休
実家の石蔵で、こだわりパン店を開業
ポスト ド ブレ 大谷
2018年12月にオープンした、本格派のオリジナルパン店「ポスト ド ブレ 大谷」。大谷町出身のオーナーは東京、北海道、そしてフランスへと渡りパン職人としての腕を磨きました。
ヨーロッパでは、『地元色が強く、自分達の故郷を大切にし誇りに思う』。その地元愛の精神に、大きく影響を受けたと言います。日本に戻り、実家にあった大谷石造りの倉庫を3か月掛けて片付けながらリニューアル。内側の古い大谷石壁部分は石の粉が落ちないよう吹付を施すなど、店内はオーナーの真摯なパン作りへの姿勢が随所に感じられます。
大正10年建造のこの倉庫は一時住居としても使用されており、入口の開口部も当時の職人の技ありの造りです。市街化調整区域だったため、オープンに掛けて様々なご苦労があったとのことです。今日も焼き上がりのパンを求めてお客様が続々と訪れています。
営 業■ 10:00~17:00
住 所■ 宇都宮市大谷町1428-8
(城山中学校東側)
定休日■ 月・火
オーナー■ 麦倉 亨さん
大都会にも似合う大谷石の建造物!
公益財団法人 国際文化会館
住所は六本木ですが、地下鉄から徒歩の場合、麻布十番駅が最寄りの国際文化会館。ここは、日本と世界の人々の文化交流と知的協力を通じて、国際相互理解の促進を図ることを目的に設立されました。駐車場に入り、まず目に入るのは塀。とても立派な伊豆石が使われています。そして会館の外壁には、きれいに大きさを揃えた小ぶりの大谷石ブロックが積まれています。内装にも所々に大谷石が貼られています。大都会の中に思いがけず、大谷石の建造物を見ることが出来て感激でした。同館は会員専用の宿泊施設ですが、地下の「レストランSAKURA」は、だれでも利用できます。注文したランチコースは何を食べてもとても美味しく、またサービスが行き届いており、とても気持ちよく過ごせました。穴場を見つけたような嬉しい気分。外の庭園では結婚式が行われておりました。
営 業■11:30~14:00(LO 14:00)
17:30~22:00(LO 21:00)
住 所■東京都港区六本木5-11-16
電 話■ 03-3470-4611
宇都宮の中心地
大谷石蔵の本格ビストロ
ビストロスリール
JR宇都宮駅西口から大道りを歩いて10分、比企病院の教会の隣りに、4年前にオープンしたビストロスリールがあります。大谷石蔵をリノベーションしたお店です。オーナーシェフ小島忠さんと奥様の緋沙さんが営むお店は、月曜から金曜日がランチとディナー、木曜日が定休日で土、日曜日がディナーのみの営業です。4年を経過して、予約のとりにくい店として成長しています。
鉄板カウンター、古家具、黒板など内装のしつらえはグルメ心をくすぐる空間となっており、多くの欧米人リピーターがいるのも納得させられます。準備に時間をかけている手造りソーセージ、生ハム、天然酵母のパン。旬の野菜。そして何よりもオーナー夫妻の流れるような手際のいいサービス姿勢。まさに飲食店の3原則の揃った店といえるでしょう。これからさらに熟成され、末永い営業を続けられることを願いたいと思います。
営 業■[月~金] 11:30~13:30(L.O)
17:30~23:00(L.O)
[土・日・祝] 17:30~23:00(L.O)
住 所■栃木県宇都宮市一番町3-1
電 話■028-611-1929
定休日■木曜日
日光のイタリアン トライフル
日光の食材にこだわったイタリアンの店
宇都宮から新里街道を北へ向かい大沢を過ぎて土沢に入りグラクソ―(製薬会社)前まで行くと、ガーデニングが美しい庭に大谷石の洒落た玄関が迎えてくれる「日光のイタリアン トライフル」(栃木地産地消推進店認定店・平田牧場三元豚の取扱店)。食材にこだわったお店です。
オープンから7年、高島弘和オーナーシェフ、奥様の貴里子さん、長女のななせさんがとてもアットホームにお客様をもてなしてくれます。沢山あるメニューの中でも、ピザや三元豚を使用した料理がお奨めで、ランチは1200円(サラダ・メイン・パン・デザート・飲物まで)。メニューは豊富なので毎回のチョイスが楽しみです。デザートも9種の中から。「黒ごまドレッシング」「オニオンドレッシング」は450円。万能で大人気商品です。
営 業■11:00~14:40(LO 14:00)
17:00~21:00(LO 20:00)
住 所■栃木県日光市土沢1785-8
電 話■0288-25-7448
定休日■毎月、第一火曜
蔵の菓 栃木本店
蔵の街に誕生したお洒落なお菓子屋さん
JR・東武栃木駅前に昨年12月にオープンした「蔵の菓 栃木本店」は、小山市に本店を置き、素材にこだわった和菓子、洋菓子店13店舗を展開する老舗「乙女屋」の新ブランド店。
新店舗は戦前に造られたL字型の大谷石蔵をリノベーションしたもので、しゃれたアーチ型の入口が優しい印象を与えている。店内は大きな開口部と高い天井とが相まって、明るくモダンな雰囲気を醸し出す。大谷石の音響効果の良さにも驚かされたと話す4代目渡辺利之社長は、長年栃木市内に場所を求めた末、やっと巡り合えたこの蔵に「和にも洋にも属さない新しいコンセプトの店にしました。大事に使っていきます」と目を細める。
県産の黒豆を使った人気の「黒豆のフロランタン」や「蔵の菓ダックワーズ」といったこの店オリジナルの商品も充実。イートインコーナーではコーヒーとともに買ったお菓子を味わうこともできる。天気のいい日にはテラス席でゆっくり過ごすのもおすすめ。
営 業■9:00〜19:00
住 所■栃木県栃木市境町11-2
電 話■0282-51-2385
定休日■年中無休
(有)チョイスレザークラフト
閑静な住宅地に瀟洒な大谷石造りの展示場
矢板インターを下りて5分ほど北へ走り西へ向かう。目印は木幡郵便局。そこを背にして東へ100m入ると、閑静な住宅地に瀟洒な白い建物が出現する。オーナーの配慮か環境に配慮した社屋兼展示場が今年6月に完成しました。平成18年に創業オリジナルバックの製造販売、卸しを主とし、その販売は全国に展開されています。毎月企画会議を経て、お客様の満足のいく商品開発を徹底して心掛けている。スタッフも創業より変わらず親切・丁寧をモットーに地域だけにとどまらず、業界関係者からの信頼も得ている。ファサードから大谷石を使い各階随所に使用、今回「とちぎ県産石材利活用促進事業費補助金」制度を活用、100万円の助成金を受けたとのこと。一度訪ねてみる価値はあると思います。スタッフの優しい笑顔に出会えることでしょう。
営 業■10:00〜18:00
住 所■栃木県矢板市東町1224-3
電 話■0287-43-3550
定休日■日曜日・祝日
KaLabo(カラボ)
外装が大谷石の、健康トータルサポート施設
宇都宮市宮園町の宇都宮東武百貨店南側オリオンスクエアの近くに今年9月25日、建物、外装に大谷石が張られ高級感をかもし出しているKaLabo(カラボ)がオープン。オーナーが大谷石の石材店であることから、内装にも豊富に大谷石が使われ素敵な空間となっている。この建物を作るにあたり元々接骨院を他の場所で営んでいたが、接骨院・柔道整復師の専門知識を活用しながら、「健康なカラダで幸せに過ごしてもらう」ことのサポートを目的に開店しました。
4階建てのビルの中にカラダチェック(検査)・サプリメント(漢方薬)・接骨院・エステサロン、そしてレストラン「POULPE」(楽しく美味しい食事)があり、カラダのトータルサポートが出来る施設で在りたいとの思いをこめ、名前も「カラダ」と「ラボトラリー」を合わせKaLabo(カラボ)とのこと。ぜひ、カラダを癒しに出かけてみてはいかがでしょうか。
KaLabo[1F-3F]
営 業■10:00〜14:00/16:00〜20:30(最終受付)
住 所■栃木県宇都宮市宮園町2-2
電 話■028-612-8030
定休日■日曜日・水曜日(第1・3・5)
POULPE[4F]
営 業■11:00〜14:00/18:00〜22:30
住 所■栃木県宇都宮市宮園町2-2
電 話■028-666-5844
定休日■水曜日・日曜日(日曜日はディナーのみお休み)
JAZZ CAFE NOIR(ジャズ カフェ ノアール)
大谷石蔵に本格的なジャズカフェがオープン
宇都宮中央警察の前にある古い大谷石蔵を改装して、10年前に美容室を開業したオーナーが、美容室の隣の空きスペースを活用して本格的なジャズカフェを昨年10月にオープンしました。
本格的なJBLをはじめハイエンドオーディオ機器も置かれ、大谷石造りのスピーカーなど、マニアでなくてもたまらない空間です。
薫り高いコーヒーもさることながら、何気なく配置されたインテリアにオーナーの趣味がいかされ、とても贅沢なひと時を過ごせます。お料理もランチ、懐石料理、フルコースと多岐にわたり、ニーズに答えてくれるのでぜひ相談を。オーナーは宮坂弘明さんです。
また、ジャズのライブが第2・第4土曜日に2ステージ行われるので、ぜひ楽しみに出かけてみてください。ランチは1000円~、40名程度の会議室(別室)もあります。
営 業■11:00〜22:00
住 所■宇都宮市東戸祭1-2-1
電 話■028-612-6733
定休日■第1・3水曜日
栃木県不動産会館
アール状に仕上げた大谷石の美しい外観
公益社団法人栃木県宅地建物取引業協会、公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会栃木本部が入っているのが「栃木県不動産会館」です。同会長で本部長の五十嵐薫さんに直接お話を伺いました。
「竣工は平成26年10月、県の会館でもあるので、栃木県内産出のものを多く取り入れました。大谷石、芦野石、益子焼陶板・硝子など各フロアに取り入れ、とても美しい仕上がりとなっています。一番目を引くのは、外観北側の大谷石です。高さもあり、アール状に仕上げた装飾壁は圧巻ですね」。
内部の会議室も白とブルーのコントラストが見事で、一面ガラス張りの南側も開放的な建物です。
加入者に県内1350社が名を連ねる同団体。五十嵐会長には、大谷に数々の貴重なご提言を頂いています。
土地面積■300坪
建物床面積■95坪×3階建
設 計■睦設計
施 行■株式会社増渕組
菊地酒店
全国の希少な銘酒を販売する酒店
菊地酒店は、合と言う屋号で、現在の姿川ぞいに昭和初期に創業した老舗。当主は三代目です。
店舗が老朽化したため、平成18年に新築をしましたが、県道70号線の拡幅と大谷橋の掛け替えのため、地続きの土地に曳家したものです。これを機に、店舗の前面を全て大谷石の貼り石にしました。立地は大谷観音に向かって左側の大谷橋のたもとであり、右側には旧大谷公会堂の移築予定地、正屏風岩の二つの県指定有形文化財の蔵や大久保家の石のハナレなど、まさに大谷の玄関口としてふさわしい建造物群の場所です。
この貼り石は、所有の古い蔵の石を再利用したもので、白目の実に美しい壁面です。全国の銘酒をこだわって取り揃えている同店へ買い物に行った折に、拝見するのも十分価値のあるものです
営 業■9:00〜19:30
住 所■宇都宮市大谷町1085-5
電 話■028-652-0105
定休日■第1・3月曜日
飯田屋菓子舗
大谷の銘菓「大谷石もなか」
大谷の銘菓でお馴染みの「大谷石もなか」の店舗は、以前は足利銀行大谷出張所の大谷に向かって右手前にありましたが、平成26年に足利銀行の左先2軒目に新築移転しました。
積水ハウスの建物の全面を大谷石の貼り石にした店舗は、ダイヤモンドカットで美しく、人目を引く大谷にふさわしいものです。
飯田屋の屋号は、先先代の創業者が城山地区の飯田町出身であることから名付けたもので、本当の性は松島です。
「大谷石もなか」は、大谷石の形をしたものに二種類のあんこをびっしり詰めたものです。現在の当主は三代目で洋菓子を修行したので、和洋半々の商品を販売しています。また、製造には機械を全く使わない、すべて手作りが自慢の味わい深い菓子です。
営 業■9:00〜19:00(日曜・祝日 18:00)
住 所■宇都宮市大谷町1059-23
電 話■028-652-0106
定休日■水曜日
珈琲 大和屋 日の出店
大谷石の倉庫がコーヒーの人気店
宇都宮市内から大通り裁判所前の信号を南へ、平成通りを直進東武線のガードをくぐると右手に大谷石造りの店舗が目に入る。今年3月1日にオープンしたばかり、元々、西原小学校の北の店舗で13年ほど営業し、地域の人々に愛されたお店であった。オーナーの坂本泰弘氏による「大谷石造り」へのこだわりがあり、偶然知人の紹介でこの倉庫を紹介されたとのこと。元は菓子問屋の倉庫であったそうだが、移転してからのご苦労が様々あったとのこと。店内は広く、とても商品が見やすいように工夫されている。
商品の数にも圧倒される。石挽きにて豆をひいてくれる。店内はとてもいい香りに包まれる。
オーナーの素敵な笑顔と優しさがそのままお店の雰囲気と一杯のコーヒーに表れている。
営 業■10:30〜19:00
住 所■宇都宮市日の出1丁目1-14
電 話■028-632-7222
定休日■木曜日
Bar 御入(おいり)
店主の強いこだわりが、心地よい空間と時間をつくる
JR小山駅西口を出て南へ、ロブレを通り越すと静かな飲食店街の一角がある。その中の1店舗、周辺は静かな雰囲気の中、店には看板も何もない。
アーチ型の入口に明かりが灯り、午後7時開店の時間だ。くぐり戸を開け中に入ると、左手に2階まで続く重厚な大谷石造りの壁、右手に広いカウンターその奥にはこだわりのグラス、リキュールなど見事に並ぶ。カウンターの向かいには小さなボックス席が二つ、正面の廊下にある本棚を開けるとそこには数名が入れるボックス席、心憎い演出である。
店内数ヶ所に取り付けられた欄間、こだわり抜いた手作りの椅子、圧巻は2階のトイレ。トイレの概念を変えられてしまいそうだ。オーナーの作るカクテルは私達取材陣を呻らせた。どれをとっても美味しく、つまみの出し方も洒落ていた。
営 業■19:00〜4:00
住 所■栃木県小山市中央町3-11-5
電 話■0285-39-7319
定休日■未確定
こころの味 みくら
大谷石の温もりが感じられるレストラン
JR宇都宮駅から大谷街道を西へ、環状線を左折し鹿沼街道の交差点で右折、間もなく左側(50m)くらい入ったところに「みくら」があります。
大谷石の洒落た使い方が印象的、内部にも効果的に大谷石が使われています。
この地に開店したのは平成19年10月。料理長兼オーナーの廣川丈仁(昭和49年1月生)夫妻とお母さまの3人が主軸。店のモットーは、最後まで手を抜かない料理を提供すること。そして客席をはじめ店内には、季節の花々が生き生きと飾られています。
ランチは1500円(25食)2200円(10食)の2種類。開店と同時に来店のお客様と予約のお客様で満席です。数日前の予約をお奨めします。
夜は一品料理からコース料理を。美味しい和食通にはその盛り付けの美しさと味にため息が出ます。(日曜日はランチなし)
営 業■11:30〜14:30(LO 13:30)
17:30〜22:00(LO 21:00)
住 所■栃木県宇都宮市鶴田3-2-11電 話■028-611-3811
定休日■月曜日
JAうつのみや 城山支所
大谷石造りの新しい支所と古い倉庫
昔は、大谷石造りといえば、石塀、蔵、そして農業用倉庫などが主な建造物でした。
「JAうつのみや」の城山支所には、石はツル目で七・十の積石造りの四棟の倉庫がありましたが、平成24年にそのうちの二棟を取り壊し、その跡地に新しく、鉄骨大谷石貼りの事務所が完成しました。「石の里大谷」に、ふさわしい立派なものです。この事務所で取り扱う業務は金融と共済に限られており、各地区にライスセンターが設置されている昨今では、米麦等の貯蔵倉庫は必要がなくなりつつあるのかもしれませんので、残る二棟の倉庫も、いずれは取り壊されるものと思うと、淋しくもあり残念でもあります。
種 目■金融・共済
住 所■栃木県宇都宮市駒生町2326−2
電 話■028-652−0711
定休日■土曜日・日曜日・祝日
レストラン・カフェ 丘の上の喜楽
宇都宮市内が一望できる大パノラマ
富士見ヶ丘の絶景のスポットにレストラン・カフェ「丘の上の喜楽」が、昨夏オープンした。オーナーの坂本佳子さんは、もともと市内で営業されている「とんかつ・ステーキ・しゃぶしゃぶのきらく」のお嬢さん。
「昭和43年から住んでいた自宅、このロケーションをぜひ皆さんと共有したい」という思いで店をオープン。有機無農薬食材と無添加調味料の料理を提供し、「体の中から美しく健康になって欲しいと願いを込めておもてなしをしています」。と話してくれました。
ぜひ、このロケーションと食のひと時を堪能してみて下さい。
営 業■11:00〜17:00 18:00〜22:00
住 所■栃木県宇都宮市富士見ヶ丘1-21-28
電 話■028-689-8886
定休日■火曜日
ベルステーキ 江曽島本通り店
伝統の味に支えられたステーキハウス
建物を大谷石で包み、内装も大谷石を基調にデザインされた「ベルステーキ江曽島本通り店」。
大谷石のやわらかい雰囲気と伝統の味に支えられた本格的なステーキをお楽しみ下さい。
バリアフリーで個室2室をもつ客席54のゆったりした、落ち着いた店構です。しかも、リーズナブルな値段で特別メニューも準備できるとのこと。
宇都宮市立陽南中から江曽島本道りに入り、信号のガソリンスタンドの前の角地にある入りやすいお店です。気軽に出かけてみて下さい。
営 業■11:30〜15:00 17:00〜21:30
住 所■栃木県宇都宮市江曽島4-125-4
電 話■028-659-4129
定休日■木曜日
STUDIO CASHA
南宇都宮に新たな石蔵スポット
写真スタジオ誕生
南宇都宮駅前の石蔵が立ち並ぶエリア、了寛の隣に1年前にオープンしたのが、完全予約制の写真スタジオ「STUDIO CASHA」。
60坪もある大きな石蔵をそのまま使い、打ち合わせスペースや撮影スタジオ、衣装、ヘアメイクと光あふれる広々とした空間をオシャレに演出しています。
「スタッフによる丁寧なカウンセリングと午前1組、午後1組の貸し切り撮影で、お客さまのニーズ以上に、楽しんでいただける撮影を心がけています」と話します。撮影のみは3000円と価格もリーズナブル。また撮影風景をビデオに収めるサービスもあります。
営 業■10:00〜19:00
住 所■栃木県宇都宮市吉野1-7-10
電 話■028-678-8072
定休日■火曜日
tomotina トモッティーナ
大谷石の小さなカフェ
大谷町の真ん中、「大谷観音前」バス停すぐ前に、今年7月にオープンした「トモッティーナ」。
オーナーの藤永有枝(ともえ)さんは、宇都宮市下桑島の出身。お店を開きたくてインターネットで物件を探していたところ、この石造りの建物を見つけたと言います。「市街化調整区域のためオープンまでには様々な苦労がありましたが、なんとかオープンにこぎ着けました。お店から『平和観音』が見えるんですよ。ぜひ大谷にいらしたらお立ち寄りください。地元で採れた野菜を中心にしたメニューでおもてなしをさせていただきます」と、さわやかな笑顔で話してくれました。
営 業■7:00〜18:00(L0 17:00)
住 所■栃木県宇都宮市大谷町1249
電 話■028-689-9577
定休日■月曜日、木曜日
カフェ・ユンヌ
全面に大谷石の重厚な作り
宇都宮駅から東に鬼怒橋を渡り二股を北へ向うと「茶寮やすの」があります。その敷地内に昨年秋「カフェ・ユンヌ」がオープンしました。元々「やすの」の離れ席として使われていた建物を改装し、フレンチカフェにしたものです。
オーナーの小原夫妻が作るお料理とスイーツは絶品。店内の南側は大きなガラス張りになっていて、手入れの行き届いた庭園に見入ってしまいます。
正面は勿論、店内各所に大谷石が効果的に使われており、重厚な雰囲気。カウンターも2カ所に配置され、一人でも気軽に食事ができます。席数は30席を越えゆったりとして、居心地の良い空間をつくり出しています。
出来立てのクッキーなどの試食も、楽しめます。
営 業■11:30〜22:00
住 所■栃木県宇都宮市鐺山2044-1
電 話■028-688-0603
定休日■月曜日
創作イタリア料理&ワインのお店 ENOTECA Jam
石蔵でのんびりくつろげるカフェ
宇都宮の大通り上河原交差点からすぐのところに「ENOTECA Jam」があります。
持ち主の屋号で飾った白い大谷石の蔵を、聳える古木の若葉の柔らかな緑が引き立たせています。
店内に入ると調理場からオーナーシェフの江澤侑宗さんが、にこやかに出迎えてくれます。鎌倉のイタリアンのお店で修行した江澤さんが、宇都宮の現地にお店を構えたのが1年前。「妻の地元(烏山)の宇都宮でちょうど店舗を探していたとき、タイミングよく明治時代に建てられたこの蔵が見つかり、惚れこんだのです。烏山の農家さんと提携し、野菜にもこだわっています」。
日本古来の大谷石の落ち着いたたたずまいと、イタリア創作料理で、贅沢な時間に浸れます。
(予約がお勧め)
営 業■ランチ 11:30〜15:00(L0 14:00)
ディナー18:00〜22:00(L0 21:00)
住 所■栃木県宇都宮市大通り5-2-8
電 話■028-616-1170
定休日■日曜日、第2月曜日
カフェ ド オリーブ
街のまんなかに癒しの空間が!
宇都宮の中心地、釜川の御橋を南へ歩くと、右手に「中村」の看板が見えてきます。
市内でも老舗の中村屋が装いも新たに「中村」としてオープンしました。
それまで使っていた旧店舗を解体すると、石蔵が表に出てきました。昭和22年に建てられたというこの石蔵。金庫扉もそのままに、カフェとしてオープンしたのが「カフェ ド オリーブ」です。当時の面影を残しつつ、1階はしゃれたカウンターに、2階はテーブル席にしてあり、ゆっくりと談笑できるくつろぎのスペースです。
溢れるような素敵な笑顔で迎えてくれた、カフェのオーナーである中村康子さん。心地よいおもてなしに、すっかり癒されます。
ランチは自家製ハンバーグ、パスタ、シチューなどを中心に、デザートも充実。街中でちょっと一息つける、すてきな空間です。ぜひ出かけてみてください。
営 業■11:30〜18:00
住 所■栃木県宇都宮市中央本町1-12
電 話■028-634-3422
定休日■日・月曜日
太郎茶屋・町家カフェ「鎌倉」
石蔵でのんびりくつろげるカフェ
甘味処としてオープン1年目を迎える「太郎茶屋・町家カフェ」。県立宇都宮南高等学校前の、上三川街道から少し入った場所にあります。大谷石蔵を店舗とした、チェーン店として栃木県の第一号です。
ランチもディナーもリーズナブルな値段が魅力で人気のお店です。自家製の鎌倉わらびもちを中心に、甘味メニューがずらりとならんでいます。
店内は一階部分は石蔵をそのまま利用。落ち着いた雰囲気に、琴の音が流れています。厨房、カウンターテーブル席、屋内の階段を上がると、和室6畳と床の間をそのまま生かしたフロアーに6テーブル、ゆっくりと寛げる雰囲気があります。
オーナーは上三川出身の前沢氏。休憩時間は取らずに夜まで通しで営業している、彼の心意気を感じます。 石蔵は三間×六間の一八段積、二階は生活空間であったとのことで随所に古いものがインテリアとして残されています。
営 業■11:00〜21:00
住 所■栃木県宇都宮市東谷484-1
電 話■028-653-3211
定休日■火曜日
かやぶきの家−織の花
石蔵ギャラリーがオープン
大谷地区の景観を語る上で最も重要な建造物である
「渡辺家住宅」のギャラリーについて、御紹介します。渡辺家住宅の当主である渡辺恵美子さんは、主にタピスリーなど制作する、栃木県を代表する芸術家の一人です。渡辺さんの作品を中心に、仲間の方々の作品を常設展示販売するギャラリーが、敷地内に誕生しました。そのギャラリーは門を挟む2棟の石蔵の東側で、以前住居として利用していた1階部分を渡辺さんが仲間とリフオームしてギャラーにしたものです。素人とは思えない仕上がりの、素敵なインテリアです。
ギャラリーの運営は、渡辺さんと仲間のみなさんが行っています。ギャラリーの名前は、「かやぶきの家ー織の花」。
毎月1日から7日までの1週間開いています。
茅葺屋根の屋敷を見学しながらちょっと覗いて見てはいかがでしょうか。きっとステキな物に巡り合えますよ。
営 業■毎月1日〜7日のみの展示販売
住 所■栃木県宇都宮市大谷町1110
電 話■028-652-0033
特別養護老人ホーム「ふくろうの杜」
大切な思いを受けついだ大谷石再利用
逆面町に、特別養護老人ホーム「さくらの杜」と「ふくろうの杜」があります。
竣工したばかりの「ふくろうの杜」は、ショートステイが出来るとても明るく洒落たつくり。ちょっと高級感もあり、気軽にお泊りも出来るホテルのよう。玄関廻りとロビーの壁面に白色の大谷石に色違いの薄茶の石をあしらい、温かい雰囲気をかもし出しています。
この大谷石は、東日本大震災に災害をこうむった元農家の米蔵。大正時代に建てられた比較的新しいものですが、このあたりは、水路のそばで土地が緩んでいたせいか、裏の壁がくずれてぽっかり穴あき状態になったと言います。
幸い老人ホームの建設が始まるところだったので、先祖の大切な思いを受けついでこの大谷石が再利用されました。厚さ三寸の手掘りの良い材料なので、削りなおして、外壁と内装材として美しく張ったものです。
この町には、昔からの伝統文化、関白流「逆面の獅子舞」が保存され、毎年8月15日旧盆に「風祭り」として五穀豊穣を祈り、氏子連が白山神社、いわゆる町の鎮守様に獅子舞を奉納しています。(壁面の絵は「逆面の獅子舞」が描かれています)
住 所■栃木県宇都宮市逆面385-1
電 話■028-672-3361
かねこ歯科
『大谷石と竹』が暖かく迎えてくれる歯科医院
東武線江曽島西口駅前に2012年4月に「かねこ歯科」は開業しました。
小さなころ育った宇都宮にUターンするカタチで開業する金子先生の心中には、「宇都宮の誇れる地元素材を活かして、『宇都宮の歯科医院』を建築したい」という強い思いがあったようです。
モダンな中に、大谷石や宇都宮産の竹を程良くブレンドした外観デザインは、駅前の雰囲気に変化を与えています。
竹に誘われてアプローチすると、バックに大谷石を配した受付と待合スペースが迎えてくれます。通りでは竹の枝葉を通して、中の雰囲気が感じられます。
また診療室では、ガラス面を通して竹のやさしい雰囲気を感じることが出来ます。奥には個室もあり、より落ち着いた診療スペースに。診療室入口には、隣地で開業していた祖父の開業看板をリユースして配置され、祖父の思いが引き継がれたクリニックです。
診療時間■9:30〜13:00 14:30〜19:00
住 所■栃木県宇都宮市八千代1-12-13
電 話■028-612-2733
休診日■木・日曜日・祝日
矢板「樽」本店
大谷石蔵の居酒屋探訪記
JR矢板駅前の路地を入ったところに、店先に赤提灯のぶら下がった大谷石の蔵があります。そこが、居酒屋「樽」です。
暖簾を分けて店に入ると、壁の石積みモルタルが目に入ります。年季の入ったカウンターが奥へ伸び、天井を見上げると焼き鳥の油が染みこんだ梁と天井板。今は懐かしい碍子による電気の配線が、歴史を感じさせます。
今回の震災では、屋根瓦は落ちたものの大谷石本体に被害はありませんでした。
現在の店主である塚原貴士さんに店の歴史を伺うと、元々は屋台をやっていた舟山さんという方が、酒屋の石蔵を利用して昭和51年からここで営業を始め、今も包丁を握る貴士さんの父親(正二さん)が受け継ぎ、貴士さんが三代目という、かれこれ50年の歴史を持つ「居酒屋の老舗」です。
店の売りは「刺身と焼き鳥」で、地元の常連客をはじめ関東近郊のゴルファー達が一升瓶をボトルキープしている店なのです。
営 業■17:15〜22:00
住 所■栃木県矢板市扇町1-11-2
電 話■080-5453-0603
定休日■12月31日・1月1日・不定休
ケージクラス
桜並木沿いにたたずむ大谷石蔵の美容室
「ケージクラス」は、中村啓二社長が宇都宮市内に3店舗を展開する人気の美容室です。その中で日光街道の桜並木沿いに建つお店を紹介します。
宮環との交差点から北に150m程歩いた日光街道沿いに大谷石の石蔵を改修した「CREW店」があります、美容室スタッフのお話によりますと38年前に造られた比較的新しい石蔵との事です。拝見しますと、広さは3間×12間で、構造的には鉄筋コンクリートの梁柱で補強した積石構造、瓦屋根を支える為の小屋組は軽快な鉄骨造です。なるべく大谷石の味わいを残すため、石を室内に現したインテリアデザインで、お客様に桜並木の風景を室内より楽しんでいただく為、壁の一部に大きな窓を設けた改修計画は大変効果的で素晴らしいものです。静かで落ち着いた雰囲気は、お客様に好評をいただいているとの事です。
営 業■通常 10:00〜20:00 土・日・祝日 9:00〜18:00
住 所■栃木県宇都宮市上戸祭3-2-8
電 話■028-635-6543
定休日■火曜日・第3月曜日
鎌倉点心
ひろびろとした石蔵カフェ & 工房
東武伊勢崎線の館林駅の南約700mの線路沿いに、2011年10月にカフェとしてオープンした「鎌倉点心」。
昭和27年に竣工した広さ50坪(1652m)の大谷石の米蔵を改修したもので、外壁は14段積みの大谷石、小屋組みは木造トラスとなっており、東日本大震災の影響は一切なかったという。
オーナーの大川典彦さんは館林市に隣接する邑楽町に住んでいます。『本物』を提供することを信条にして、現在鎌倉の小町通りでハム・ソーセージの店と点心の店を経営しています。その製造工場と茶房を兼ねた店舗を住まいの近くにと考えていたところこの建物を紹介されオープンにいたりました。
店内には工房・厨房・客席(40席)があり、工房での職人さんのいきいきとした立ち振る舞いがガラス越しに伝わってきます。大谷石のひろびろとした空間の中で、本物の点心をいただきながら過ごす時間はなんとも素晴らしいものです。
営 業■10:00〜20:00(日曜日のみ19:00まで)
住 所■群馬県館林市新宿1丁目-8-1
電 話■0276-55-8010
定休日■月曜日
(有)陽西タクシー
人と地球と環境にやさしい
ハイブリッドタクシーの導入
宇都宮の大谷街道を大谷へ向かい青年会館の前の交差点に趣のある蔵を再利用した事務所がオープンした。
この蔵は昭和31年に高橋家の祖父で酒店を営んでいた高橋酉蔵氏により建てられたもの。道路拡幅により旧事務所を解体、高橋勝博社長の構想により、裏手に倉庫として使用されていたこの蔵をリフォームした。
改装にあたり、木材、石、ガラス戸など使用できるものは全て再利用したという屋内はなかなかアンティックで、ロフト風に階段を上がると休憩所があり、仮眠ができるようになっている。
壁には窓が作られ、正面一階の屋根に木材を運搬したという荷馬車がのっている。蔵を建てた祖父の愛用の荷車であったのか、人目を引く。
大谷出身の社長の大谷石にかける思いは、新しくなる街角に強いインパクトをもって一石を投じそうだ。最後に「見学者の方歓迎しますよ」と嬉しい言葉をかけていただいた。
住 所■栃木県宇都宮市宝木町1-22
電 話■028-622-0755
茶館ギャラリー 群言堂
—路地裏にみつけた和みの空間—
四季折々の懐かしい味楽しい語らいの場所
JR宇都宮駅西口から宮の橋の手前を北へ向かい八坂神社前を西へ折れて、すぐ北の路地を入ると閑静な住宅街へ。そのまま細い道を進むと、西側に風情のある暖簾とシックなエントランスが出迎えてくれる。それが長年陶芸教室であった工房を改装した「群言堂」である。陶芸の為に益子にも長期間通っているオーナーのこだわりが随所に生きている。昨年8月にオープンした店内は、口コミでランチを楽しむ人々で賑わっている。住宅街の中であるのに生活感が全く感じられない。大谷石と焼き物は当然のコラボレーションとして頭の中にあったというオーナーの熱い思いは、テーブルの下の台、陶芸展示の棚、キッチンの中の特注のカマドなど選ばれた大谷石達が存在感を示している。
営 業■11:30〜夕方
住 所■栃木県宇都宮市今泉町856-3
電 話■028-643-1351
定休日■日曜・祝日
駐車場■有り
オーナー/鱒渕富輝子さん
旬彩 阿久津
畳一枚分の大振りの大谷石と
コース料理のおもてなし
宇都宮市南大通りにある寿司店に育ち、都内のホテルの料亭で修行後、出身地の宇都宮に戻り平成20年1月3日「旬彩 阿久津」を開店した阿久津孝幸さん(32歳)。
「〝和〟過ぎない佇まい」と「コース料理を主軸としたトータルのもてなしを念頭に店づくり」したいと言います。
外装は白塗り壁のお洒落な建物。内装は大谷石、天然木を使用し、間接照明で大谷石の間から光がもれるデザイン。間仕切りに畳一枚分の大振りの大谷石を使用し、カウンターの背面には一枚では大きく重量があることから30cm角にして大谷石を貼りつけている。「みそ」の部分が大きい大谷石を使用しているが「想像していたものと違うがとてもおもしろい」とオーナーも気に入っている。
客席は落ち着いた色調の「テーブル席」、明るい「掘りごたつの和室」と「VIPルーム」(8〜10名程度の会合に最適)。
四季おりおりの旬の食材を活かした、日本料理でおもてなしいたします。大切な人と過ごすひとときや、ご宴会などにご利用ください」
営 業■昼 11:30〜14:00 夜 18:00〜22:00
昼1,300円〜 夜5,250円〜(予約を中心に営業)
住 所■栃木県宇都宮市竹林町978-6
電 話■028-627-7678
定休日■日曜・祝日
設 計■栃木ハウス社(株)
石工事■(株)池田石材工務店
´cafe SAVOIA s-21
(カフェサヴォイアs-21)
大谷石積の蔵を使った小さなカフェ
宇都宮駅西口から徒歩5分、住宅に囲まれて見付けづらい分、辿り着いてみれば、なんとも落ち着けるカフェです。3間×4間、宇都宮には良くある石蔵、お店には小さいでしょう?とたずねると、「二人できりもりするにはちょうどよい広さです」とおだやかに答えてくれました。
なにしろ石蔵でカフェをやりたくて使わせてもらえる石蔵を探しまわり、昨年8月にやっとオープンできたと言います。「氏家の自宅にも石蔵があって、なんとも落ち着くんです。だからお店を出すなら石蔵がいいと思い宇都宮で探しまわり、やっとここが借りられたんです」。中は、モルタルだったので窓の逆側に大谷石を張り奥の壁一面に鏡を使って狭さを感じさせない店内に。料理担当のご主人はこのカフェを始める前、JAZZのビックバンドに所属していたそうで、店内には音楽関係の小物が置かれてます。
お勧めは3種類から選べるランチメニュー。自家栽培の野菜が使われています。そして店主の奥様手作りケーキセット。
営 業■OPEN 11:00〜18:00
ランチ 11:30〜15:00 ランチ980円〜
住 所■栃木県宇都宮市今泉2-8-5
電 話■028-666-7860
定休日■月曜日
川名音楽院
檜、桜、大谷石の本物素材の学び舎で
「本物の音楽教育を」
人との出会いは不思議なもので、私共 川名音楽院の新教室は、まさに出会いが育んだものといえましょう。
私は元々大谷石が好きでしたが、より強い関心を抱くようになったきっかけは、所属している宇都宮90ロータリークラブの渡邉征夫会員の紹介により大谷石研究会に入会したことが始まりでした。会の活動を通して、高橋卓さんと懇意になり、新教室設計に当たり室内に大谷石壁面をあしらい、当初のALC外壁の予定が、さらに外壁にも用いるという、できると思っていなかった事が実現したのです。
「木の温もりや質感を生かした建物を」と考えていただけに、大谷石との融合は自然の素材の出会いが素晴らしいハーモニーを醸し出してくれたと思います。
さて、川名音楽院は、「本物の音楽教育を」という思いから3歳児より募集を行っております。子供たちは皆、無限の可能性を秘めております。教育は、長い年月を経て初めて実を結ぶものであり、檜、桜などと大谷石という本物の素材による学び舎は、子供たちの感性に大いに働きかけてくれることでしょう。
これからも、地域に根差した本物の音楽教育を進めてゆきたいと思います。
営 業■随時
住 所■栃木県宇都宮市雀の宮4-24-4
電 話■028-653-6209
定休日■月曜日
オトワレストラン
「いつかは大谷でレストランを…」
大谷にこだわったシェフの店
地元宇都宮に育ち、幼少の頃は昆虫採集に熱中。そのころから大谷に親しみ、大学1年には大谷石材店で石運びのバイト経験もある音羽シェフ。
料理人をめざし海外で修行を積んで日本に戻ったとき、どうせ店を開くなら地元にこだわりたいと、大谷に土地を探し求めて20余年。その間、フランス料理「オーベルジュ」をはじめ、栃木県総合文化センターや益子、百貨店でのデリカショップなど次々に出店。しかし大谷は調整区域ということもあって、思い描く店づくりがむずかしく、2007年7月、大谷を諦める形で西原町に「オトワレストラン」をオープンした。
「アトリウムの壁面に大谷石を張りました。外国をまねた店づくりでは楽しくない。栃木で誇れるもの、地産地消の一つとして大谷石、そして益子焼、和の土壁を生かした設計にこだわりました。やさしくて温かみのある空間で食事を楽しんでほしい」と音羽シェフ。
営 業■ランチ(金〜日曜)12:00〜14:00(LO)
ディナー(火〜土曜)18:00〜20:30(LO)
住 所■栃木県宇都宮市西原町3554-7
電 話■028-651-0108
定休日■月曜日
真岡信用組合 荒町支店
市民の身近な金融機関としての趣を
真岡市の中心部に姿を現したのは真岡信用組合荒町支店。創業57年を迎え、真岡信用組合創設者故塚田常吉氏、現理事長塚田英一郎氏など塚田家一族がこの地に住居していた。
平成19年、支店の計画によりその全てが解体された。土蔵や石蔵などを惜しんだ担当の設計事務所の提案により、店内の壁に古い石を再利用し当時の面影を残している(大谷石と御影石)。外部は規格外の石で構成され、H450×W360×L900両面四方面取りビシャン仕上げ。通路には大谷石の敷石、オブジェ風な置石に灯りが埋め込まれ、夜には正面の大谷石積みの裏表からライトアップされている。モダンな中にも落ち着いた雰囲気があり、しかも堂々たる風格である。
住 所■栃木県真岡市並木町1−13−1
電 話■0285-82-3496
栃木ミサワホーム(株)
大谷石を内装に優しさと重厚感を
1987年に建築された建物を栃木ミサワホームが購入。内装をほぼ全リフォームし、2007年12月より営業を開始しています。
この建物は、建築当初から大谷石を壁紙の変わりに使用されており、それらを残してのリフォームになりました。自然を感じられる大谷石は、お客さまをおもてなしする一部となっています。
大谷石を使用しているフロアーは、今年10月4日にオープンした「インテリアギャラリー」内にあり、大谷石と照明の調和が家具を一段と引立てています。また、正面玄関の通路も大谷石で囲まれ、優しさと重厚感を醸し出しています。本社2階の打合せフロアーにも大谷石が使用されており、エレベーターを降りるとすぐに大谷石の壁面が目に入ります。通常はビニールクロスが多く使われていますが、一部だけでも自然を感じられる空間があることで、他とは違う異なった空間を演出することができます。
会社プロフィール
http://www.tg-misawa.com/
インテリアギャラリー
http://www.tg-misawa.com/kodate/gallery/
住 所■本社営業部:栃木県宇都宮市一条2丁目7-24
電 話■028-610-0330
関口美術館・東館
水と空気とエネルギーをデザインする
今年4月、東京都江戸川区に開館した関口美術館・東館。この美術館は大谷石をはじめ、自然素材を多く使って建てられました。建築のテーマは『水と空気とエネルギー』。素材の持つ力をデザインに変えました。自然素材は「触覚・視覚・嗅覚・味覚・聴覚」の五感、そして時の流れを感じることができます。何万年の歳月の中から眠っていたはずの生命が素材としてよみがえり、建築はそれらと共に産まれます。そして、それは新たな意味を持ちます。以上のことから、大谷石を中心に自然素材にこだわった関口美術館・東館が誕生しました。
営 業■11:00〜18:00
住 所■東京都江戸川区中葛西6-15-7
電 話■03-3687-6595/03-3869-1992
定休日■月曜日休館
ドコモショップ宇都宮北店
大谷石の壁面涼やかな孟宗竹を
岩曽町に2月にオープンしたドコモショップ宇都宮北店。外観全面に大谷石とブルーグレーのコンビネーション。涼やかに風と戯れる孟宗竹がアクセントとなって、ちょっとした小径を連想させるます。
「この店舗は、栃木そのものにこだわった情報発信の場にしたいと考えています。はじめから栃木ありきの構想なんです。大谷石と若山農園の孟宗竹。それにブルーグレーを加え、僕なりの大谷石の提案です。このアプローチは、お客様に少しでも楽しんでもらえればという気持ちの現れ。ちょっとわくわくする期待感、そんな何かを感じてくれるとうれしい。これからのショップは、コミュニケーションそのものの情報も提供していく時代。栃木が持っている素晴らしいものを僕なりの表現で見せていきたいし、それを介して会話も生まれてくる。期待できるものがたくさんあるんです」と、関東情報(株)代表取締役常務・押久保欣久さん。
営 業■10:00〜19:00
住 所■栃木県宇都宮市岩曽町1321-2
電 話■028-683-0320
お好み焼きの店 うどんや
大谷石の蔵を改造した
お好み焼きやさん
上三川街道から西に一筋入った、田んぼに囲まれた場所にある「うどんや」というお好み焼きやさん。基本的には蔵をそのままに、明かり取り窓に美しいステンドグラスをはめ込み、大正時代のモダンさをそこはかとなく漂わせている。二階までの吹き抜けが、ゆったりした落ち着きをさそう。「うどんを打って商っていた当時の屋号『うどんや』をそのまま看板にした」という店長の篠原紀美子さんは、大阪からこの家に嫁いできた、まさに本場ものの味自慢。
お好み焼きは、奥の厨房で焼いて、客のテーブルの鉄板を熱したところにのせてくれる。一味違った品ぞろえで、たしかにどれを食べてもおいしい。デザートのアイスクリームやコーヒーもお勧め。
営 業■11:30〜14:30 17:30〜22:00
住 所■栃木県宇都宮市屋板町685
電 話■028-656-2420
定休日■火曜日
石の蔵
モダンな石蔵レストラン
家業の砂糖や小麦粉などの食品原材料の業務用倉庫として50余年前に建てられた蔵は長い役目を終え、ひっそりと休息の時を刻んでいました。その蔵が現代のクリエーターの手によって、創作和食店「石の蔵」として甦ったのが7年前。外観は倉庫の面影をほぼそのまま今に残しているのに対し、内部は幻想的に連立する巨大な和紙の光柱、野趣あふれる木の家具、瓢箪の照明などがダイナミックに配され、モダンでありながらどこか懐かしい趣。カフェ&ショップエリアでは、巨大なレリーフに目を奪われます。
料理は、契約農家から届けられる野菜を中心に、栃木県産の食材を吟味した創作和食の数々。個室は4室。接待や家族の集まり、立食パーティーなどにもおすすめです。レストランウェンディングではオリジナルメニューも。
建築や音楽、美術を趣味とするオーナー・上野さんが作り出す、食と空間のコーディネートを堪能できます。
営 業■11:30〜14:30 17:30〜22:30
(カフェは18:00,ショップは22:30まで)
住 所■栃木県宇都宮市東塙田2-8-8
電 話■028-622-5488 www.ishi-no-kura.jp
てっぱんびすとろ 天野
気軽に立ち寄りたい石蔵の店
もと小幡町にあった鉄板焼きの店を、平成18年9月、石蔵に移転してオープンした「てっぱんびすとろ 天野」。大谷石の壁や2階に通じる階段はそのままに、手を加えたのは多少の改装と福田シェフ自らの壁塗りとか。「冬は多少温まるまで時間がかかりますが、夏は涼しくて大谷石の持ち味が心地よいですね」と福田さん。
カウンター、オープンキッチン、器などこだわりの有田焼と益子焼が中の間接照明とあいまって、独特の雰囲気をかもし出しています。お勧めは肉・魚・野菜の鉄板焼き。昼はランチ1500円〜、夜は3000円〜のコース料理。2階は最大20人迄のパーティーが可能です。
営 業■11:30〜14:30 17:30〜23:00
住 所■栃木県宇都宮市戸祭元町11-11
電 話■028-624-1114
定休日■火曜日
HACHINOJO
大谷石のワイン倉庫をレストランに
「海外を歩いてみて、古い建物を再利用したお店を自分でも造ってみたかった」と言うオーナー・湯原和久さんの、夢がいっぱいつまったレストラン「HACHINOJO(ハチノジョー)」。2005年2月、酒店の大谷石造りワイン倉庫を改装してオープンしました。
「大谷石は空気清浄や臭いをとる効果があるためか、開店前、前日までの雑多な臭いが全く感じられませんでした。特にたばこの臭いも残りません。当店は結婚式や結婚パーティーに使って頂くことが多いので、店内の雰囲気は重要なポイント。大谷石の厳かなムードと、空気がぴーんと張ったような清々しい状態でお客様をお迎え出来ることが、このお店の自慢でもあります。ワインに合うフレンチ・イタリアンのレストランとして、地元に限らず、県外・外国の方にも来ていただける店づくりをしていきたいです」と湯原さん。
営 業■11:30〜14:30 17:30〜23:00(日・祝は22:00まで)
住 所■栃木県宇都宮市簗瀬町1785-17
電 話■028-638-9235
定休日■月曜日(祝日の場合は火曜)
像の家
大谷の入口に佇む
アジアテーストたっぷりの石蔵の店
宇都宮の中心部から大谷の入口に移転して8年めの「像の家」。「以前倉庫だった石蔵の荒削りがすっかり気に入って」という店主の斉藤秀夫さん。いかにもタイなどの田舎の道ばたにありそうなお店。大谷石の粗野な手彫りの壁の前にはドーンと大きな舞台が備えられている。
「アジア料理にしたのは、昔、オーストラリアのシドニーの学校に通っているとき、アジアからの移民の友達が沢山でき、みんなから家庭料理を食べさせてもらったのがベース。これからもあくまでもその国の伝統にこだわりながら、創作料理にもこだわっていきたい」と斉藤さん。
営 業■11:30〜14:00 17:30〜20:45
住 所■栃木県宇都宮市大谷町1092
電 話■028-652-1422
定休日■月曜日(祝日の場合は火曜)